
どんな人も「やりがいのある人生を送りたい」と思って生きています。
やりがい、パッション、生きがい・・・これらを人生で見つけられない人は少なくありません。
もしかしたら、あなたもこんな風に感じていませんか?
- やりたいことがない。
- 他人軸で生きている。
- 今の仕事にやりがいを感じられない。
- パッションが見つからない。
- どうやって好きなことを見つけるんだろう。
わたしは20代のころ、新しいことに手を付けては、中途半場にやめてしまうことに焦りを感じていました。
ジェネラリストになるのではなく、専門性を身に着けたいのに、やりたいことが分からない。熱中できる「パッション」というものを見つけられない。
よくテレビで歌手を見ると、うらやましく思っていました。「歌」というパッションに出会って、それを突き詰めている人たちと、自分を比べていたからです。
だから、「いつか自分のパッションに出会えるはず」と思って20代を過ごしました。
キャリアコーチングを学ぶ中で知ったのは、パッションは恋に落ちるように突然見つかるものではないということです。
やりがいがなくて焦ったり、自分は価値がないと思っているなら、安心してください。
パッションを見つけようとしなくて大丈夫。それが普通です。
パッションは育てるものだからです。
パッションを育てる方法 5ステップ
パッションは、小さな興味から時間をかけて育てるものです。
突然見つけられるものではありません。
パッションを見つけるきっかけは、小さな興味や、ワクワク感です。または、生まれ持った才能がパッションになることもあります。
どんなひとでも今から始められる、パッションを育てる方法 5ステップをご紹介します。
ステップ① パッションの始まり「ワクワク」を見逃さない

パッションの始まりは、意図しないところで起こります。
友達に誘われて参加したイベントだったり、学校の授業だったり、たまたま任されたお仕事かもしれません。
小さな興味から湧き上がる、「もっと調べてみたい」「もっと学んでみたい」というワクワクを見逃さないでください。
何かのきっかけで興味を持ち、インターネットで調べてみたことはありませんか?
調べて深く知ることで、ワクワクが増してきます。
興味がすぐに消えてしまうこともありますが、継続して興味が湧き上がってくることもあります。一度消えた興味が、時間がたった時にまた芽生えることもあります。
まずは素直にワクワクに従って、行動してみてください。
複数の小さな出来事がきっかけで、小さな興味から情熱へと発展することもあります。その出来事は同時とは限りません。何カ月、何年も時間がかかるかもしれません。
わたしは仕事にやりがいがなかった20代のとき、友人に誘われて試したヨガにはまった時期があります。
フィリピンに移住してから5年ほど、ヨガから離れていたのですが、何かのきっかけでまたヨガを始めたいという気持ちが湧き上がってきました。妊娠した時や、コロナ渦で在宅になったときです。
辛い時期を過ごしていた時期は、必ずヨガが私を支えてくれました。
今では、毎日15分はヨガをする週刊ができました。数年以内にヨガを学ぶ教室にまた通いたいと思っています。
あなたも、ちょっとしたきっかけを見逃さないで、ワクワクした気持ちに従ってみてください。
それがパッションに育つきっかけになるかもしれません。
ステップ② 辛いことがあってもあきらめない

パッションが育まれる過程で、もちろん楽しくないこともあります。
物事は継続して取り組むと必ず上達します。上達すると当然レベルも上がるので、もっと難しくなります。難しくなると、辛いこと、楽しくないこともあります。
わたしは大学時代に、得意だった簿記をより深く学ぶために、簿記1級の試験合格を目指しました。
1級の難易度は、当時イメージしていたものとはかけ離れていました。大学の授業の後に図書館にこもって必死で勉強しました。
机に向かって勉強するのが苦手な私にとっては辛いものでしたが、もっと突き詰めたいという気持ちに従って1年間学び続けました。
学ぶうちに知識が増え、より高いレベルの知識が必要になる。これはどんなことでも同じです。
パッションを育てるためには、楽しくないことも時にはあることを覚えておきましょう。
どうしても辛くなったら、休憩する時間を持ってみてください。やりたいという気持ちがまた湧いてくるまで休んでみましょう。
集中する時間と、そうでない時間をまうく使い分けてみてください。
ステップ③ パッションに才能は必要ない

「やりたいことをして生きていくには、生まれ持った才能が必要」と思っていませんか?
例えば、ミュージシャンなら歌がうまくないといけない、ピアニストならピアノの才能がないといけない、医者なら頭がよくないといけない。
パッションを育てるのに、才能は必要ありません。
初めはうまくできなくても、継続することでスキルが身につきます。うまくできないところから、「好き」の気持ちにのって練習して、パッションを感じるということはよくおこります。
逆に、生まれ持った才能があっても、それを継続して訓練しないと上達しません。才能を持っていても、好きになれるとは限りません。
好きという気持ち、ワクワクする気持ちに従ってみてください。
時間をかけてその気持ちを育てましょう。
ステップ④ 時間をかけて練習してパッションを育てる

高次元のスキルを身につけるには、時間と努力が必要です。
たった1つの出来事がパッションに発展するといいましたが、見つけるだけ不十分です。
自分にコミットして、1日数分でも、数時間かけてでも訓練することで、パッションは育ちます。
時間をかけて努力する人の方が、才能はあるけれど努力しなかった人よりも、経験や実績は積みあがります。
生まれ持った才能があっても、時間をかけて練習しないと達人にはなれません。自分にコミットしてパッションを育てていきましょう。
ステップ⑤ 人生の目的を見つける

わたしがパッションを育てることを熱く語る理由は、「人生の目的」を見つけることにつながるからです。
パッションは、「生きる目的」を見つける “鍵” です。
「目的をもって生きる」ということは、自分と社会にとって本当に意味があり、価値のあることをして生きることです。
つまり、自分軸で生きるということ。自分を100%満たして生きているということです。
自分を満たすことはすごく大切なことです。なぜなら、自分を満たさないと、人のため社会のために貢献できないからです。
自分を幸せにして初めて、人のために何かをすることができます。
このフェーズに来たら、他人のために、あなたのパッションを活かしてみましょう。人生の目的を実感できます。
それでもパッションを見つけられないなら?

それでもパッションを見つけられないなら、今からお伝えする4つを実践してみてください。
無理に探すのをやめてみよう
探すのをやめてみましょう。実は、人生でたった一つのパッションを見つける必要はありません。パッションを仕事にしなくても、充実した人生を送ることはもちろんできます。何歳になっても遅くないので、焦らずに探していきましょう。
ワクワク感に従って行動してみよう
興味がわくもの、湧かないものをリストアップしてみよう。興味がわかないものが見えてきたら、それをリストから消してワクワクすることだけ残してみてください。あなたのやりたいことが見えてきます。
トライアンドエラーを受け入れよう
好き、ワクワク、やりたいという気持ちを見逃さないで、たくさん試してみてください。やってみて興味が湧かなかったら、辞めて次に行く。トライアンドエラーをくりかえすことを楽しんでみてください。
邪魔しているものを見つけよう
それでも行動できないなら、行動ブロックの根源を見つけていきましょう。もっと時間が必要なのか?誰かのサポートが必要なのか?コンフォートゾーンから抜け出すのが怖いのか?完全主義になっていないか?
いかがでしたか? 今回のグログでは、パッションの見つけ方についてお伝えしました。生活が少しでも良くなるヒントが見つかることを祈っています。
