やりたいことを見つけて、理想のキャリアをデザインするにはどうしたらいい? 8つの魔法の方法をご紹介します。

この記事のまとめ

理想のキャリアをデザインするための8つの方法

  • 自分の「強み」を見つける。
  • 信頼できる人にフィードバックをもらう。
  • 情熱を持てるものを見つけて、育てる。
  • 理想の人生を明確にしてビジョンを描く。
  • 自分の価値観を明確にして、モチベーションの源泉を見つける。
  • どのスキルを育てていくかを決める。
  • 理想の仕事環境をデザインする。
  • セルフケアで自分を大切にする時間を持つ。

 

わたしは大学を卒業して10年の間、やりがいを探して転職を繰り返し、キャリアに悩んできました。

学校を卒業して23歳で社会に出て、頑張って見つけた就職先では、労働環境が原因で3カ月で退職。

その後、コンサルティング会社に転職した時には、良い同僚に恵まれてはいましたが、自分のキャパを越えた仕事にひどいプレッシャーとストレスを感じ、2年で退職しました。

行く先々で「理想と違う」という気持ちがなくなることはありませんでした。

学生の頃に思い描いていた社会は、こんなにもつらいものだったのかと落胆して、自分がみじめで仕方ありませんでした。

 

なんでこんなことになったのか? 

どこで道を踏み外したんだろう?

 

こんなことを考えて過ごした20代。

やりがいを感じられないキャリアに踏み込んだのは、自分を理解していなかったからでした。

当時は、理想と違うと嘆いていても、理想が何なのかもよくわかりませんでした。

これからお伝えする「やりたいことを見つける8つの魔法」をわたしが当時知っていたら、ここまで苦しい思いをしなくても良かったと思います。

キャリアコーチの活動をしている理由は、もっと私の経験を伝えたいからです。

今回お伝えする8つに方法は、本当に効果的な方法なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

やりたいことを見つける8つの魔法

この記事を読んでくださっているということは、きっとあなたも、いまの人生とキャリアが正しいと思えない、変わりたいと思っているのではないでしょうか。

いまからご紹介する8つの方法は、すごくパワフルで効果的です。時間はかかっても1つずアクションを起こしてみてください。

自分の「強み」を見つける

やりがいを感じて働くためには、「強み」を活かせるかが大切な鍵です。

わたしは25歳のころ、東京の人事コンサルティング会社で働いていました。社員10名以下のベンチャー企業、起業家集団ばかりいる環境でした。

インテリで理論的に仕事をする先輩たちと違い、わたし直感的に理解するタイプだったので、周りとの違いに苦しんだ経験があります。

その後、旅行業界に飛び込んで一般客のセールスのお仕事を始めたら、仕事が何百倍も楽しくなったんです。

私の強みは、恐れずにチャレンジできる行動力と、いろんな人と会話ができるコミュニケーション力。

自分の強みをより活かせる仕事だと、よりやりがいや幸福度はアップするのだと実感しました。

 

「自分には強みがない」と思ってしまう人はたくさんいますが、強みには誰にでもあります。

これから新しく学ぶ必要はなく、すでに自分の中に存在しています。それを見つけることが第一歩です。

おすすめの本が、ストレングス・ファインダー (Strengthfinder)です。あなあのトップ5の強みつけて、それをどうやって生活とキャリアの中で磨いていけるかが分かります。

この最初のステップはとても大切です。

あなたのユニークな強みが分かると、自信がつきます。就職活動にも自信を持って取り組めます。

そして、あなたの強みを生かせる仕事が見つかり、よりやりがいをもって仕事に取り組めます。

 

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信頼できる人にフィードバックをもらう

自分のことを理解するのは簡単ではないですよね。強みや弱みは、自分で気づかないことがほとんどです。

考えるのはいったんやめて、周りに聞いてみましょう。

友人、家族、同僚、親戚でもよいです。

できるだけたくさんのフィードバックをもらってみてください。

今の時代、連絡を取る手段はいくらでもあります。メッセージでも、メールでも、電話でも、直接でもよいです。

フィードバックをもらったら、協力してくれた人に必ず、感謝の気持ちを伝えてくださいね。

 

大切なこと:

  • お世辞ではなく、正直フィードバックをもらいましょう。相手に事前に伝えておくとよいですね。
  • あなたが期待しない、厳しいフィードバックかもしれません。それでも、反論しないで静かに耳を傾けましょう。
  • どんなフィードバックをもらったとしても、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。

質問:

  • わたしの一番の強みは何だと思う?
  • わたしが持つ才能はなんだと思う?
  • わたしが持つ人と違うユニークな点は何だと思う?

キャリアの目的を見つけて、パッションを育てる

目的 (Purpose) を見つけられると、人生が一気に楽しくなります。

  • 今のお仕事にやりがいを感じられていない
  • 毎朝、会社に行くのが憂鬱
  • 寝る前に、明日が来るのが怖い。

こんな状態だったら、それは目的があいまいだからかもしれません。

 

質問:

  • なぜその仕事をしているのですか?
  • この仕事を通じて、だれを幸せにしていますか?
  • その仕事のミッションは何ですか?

 

今関わっている仕事、製品、業界、私生活に対して「なぜ」を投げかけてみてください。目的が見えてくるはずです。

 

例えば、わたしの場合、働く目的は第一に家族です。

子供たちに良い学校に行かせたい、いいものを食べさせてあげたい、旅行に連れて行ってあげたい。これが、わたしが毎日時間を費やして働く最も大きな理由です。

 

2つ目の目的は、わたしとかかわる人に刺激を与えて、影響を与えるです

わたしが仕事でお話しする人たちは、何かしらキャリアに悩んでいたり、人生の岐路に立っている人たちです。

わたしの力で、その人たちのキャリアに何か知らの良い変化を与えるというミッションをもって働いています。

 

目的を見つけられたら、次にあなたのパッションを育てていきましょう。

パッションは情熱とも言います。パッションは見つけるものではなく、育てるものです。

才能、スキルからはぐくまれることもあれば、苦手なことが時間をかけてパッションに変わることもあります。

そして、いつも楽しく取り組めることだけではありません。難しいことや苦しいことに遭遇しても、やりたいと感じられるものがパッションです。

 

質問:

  • あなたが情熱を感じられることはありますか?
  • あなたが好きと思えるスキルや才能はありますか?

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理想の働き方を明確にしよう

あなたは、理想の働き方をクリアにイメージできますか?

理想の自分、理想の職場、理想の生活、理想のライフスタイル・・・

理想をイメージできないと、ゴールのピンが定まらないので、行動に移すことができません。

たくさんの人が、学校を卒業して、とりあえず就職できた会社で仕事を始めて、合わなくて転職、それを繰り替えしています。

何年嫌いな職場で働いている人もたくさんいます。

自分にも当てはまると思ったら、理想の働き方をイメージして書き出してみましょう。

具体的に書くほど、よりクリアにビジョンが描けます。

 

質問:

  • 理想の職場はどんな場所ですか?自宅ですか?オフィスですか?どんな空間ですか?どんな香りがしますか?あなたはどんな気持ちで働いていますか?
  • 一緒に働く仲間とどのような人間関係を築きたいですか?協力し合える関係?お互いを刺激し合って競争し合う関係?それとも仲間とのかかわりを持たない個人主義?
  • 理想の労働条件はどうですか?給与、手当、勤務地、休暇制度、トレーニング制度、フレックスタイム制度の有無など。
  • 上司との理想の関係はどうですか?いつも隣にいて助けてくれる存在?それとも遠くで見守ってくれる存在?
  • どんな組織で働きたいですか?大企業の中で大きな仕事をしたい?それとも小さな組織で働きたい?
  • どのように評価されたいですか?結果重視?それとも結果までのプロセスを評価されたい?

 

大切なポイント:

  • 理想を書き出していると「本当に叶うかな・・・」という不安になります。その不安で手を止めてしまう人も。その不安はひとまず横に置いて、書き続けてみよう。
  • ワクワクする気持ちが湧いてくるまで、書き出してみよう。
  • より細かく、具体的に書き出してみよう

自分の価値観を明確にして、モチベーションの源泉を見つける

キャリアを選択するときに、自分の価値観を知っておくことはとても大切です。

価値観は、簡単に言うと「すきなこと・嫌いなこと」です。

どんなことに価値を置くかで、わたしたちが日ごろ、どのように選択をして、判断をするかが変わります。

キャリアを選択するとき、たくさんの人がしてしまう間違いは、他人の価値観を優先することです。

特に両親、周りの友人、親戚、信頼する先生、世間体など、他人の意見を自分の価値観と思い込んでしまいます。

わたし自身、就職活動のときに「海外とつながる仕事がしたい」という価値観よりも、他人の「安定した日系企業」を優先してしまったことがあります。

 

質問:

どんな価値観を大切にして働きたいですか?

  • 人を尊重しあって働きたい
  • 地球環境に配慮した製品を持に携わりたい
  • 社会に貢献できる仕事がしたい など

 

価値観を見つけるときに参考になるのが、この3つの要素です。

①興味・趣味

  • 子供のころから好きで続けていることはありますか?
  • 休日になったらやりたい趣味は何ですか?

②モチベーション

  • やる気が自然と湧いてくることはありますか?

③お気に入りのスキル

  • 人よりもうまくできる才能ははありますか?
  • ずっと学び続けていることはありますか?
  • その中で、好きと思えることはどれですか?(人より長けていても、好きとは限りません)

どのスキルを育てていくか決める

スキル(skills)は、企業が採用にあたってもっとも重視する点です。

スキルは技術的な能力を意味します。

「才能」と言われるものは生まれ持った能力ですが、スキルは学習や訓練によって育まれるものです。

スキルは身体の筋肉の部分によく似ています。鍛えていかないと衰えてしまします。

 

ここでポイントになるのが、そのスキルを好きと思えるかです。

トレーニングで身についたとしても、それに興味を持てないと続きません。継続できないと、身に着けたスキルは衰えてしまします。

 

じゃあ、どのように好きか嫌いか、気づくことができるの?

わたしが大学生のとき、得意な科目の一つが簿記でした。

周りの友人が必死になって勉強している中、わたしはいとも簡単に資格を取得し、よく友人に教えてほしいと頼まれていました。

人よりも優れているという理由で、商学部の数ある専攻の中で会計学を選択し、同時に専門学校にも通っていました。

簿記1級を目指して勉強する中で、徐々に興味を失い、必死で勉強した資格試験が落ちた瞬間、勉強するのをやめてしまいました。

この経験から、好きでないことは継続できないと実感しました。

 

短期間の成功は経験できても、長期的に成功できるわけではないんです。好き!と思えるスキルを見つけて、それを育てていきましょう。

 

質問:

  • あなたのスキルを書き出してみましょう。
  • その中から、本当に好きと思えることに〇をつけてください。
  • 〇を付けたスキルを、これからどのように磨いていくかアイディアをかきだしてみましょう。

経験からストーリーを語れるようになろう

わたしが学生の時に就活をしていたとき、試験会場にいるあまりに多くの学生を見て、圧倒された記憶があります。

「こんな大勢の中から自分が選ばれるわけない」という気持ちをずっと持っていました。

あなたも経験ありませんか?

ここで、自分を差別化する方法が「ストーリーテリング」です。

自分の体験談やエピソードを語ることで、相手に自分の伝えたい思いや、価値観、大切にしていること、学んだことなどを伝える方法です。

自分の経験をほかの人と比べて、小さい、不十分だと思う必要はまったくありません。

いかに経験をストーリー(物語)にして、自分の思いを伝えられるかです。

 

ステップ:

  1. あなたにとって困難だったこと、すごくやりがいを感じたことは何ですか?
  2. それを解決するために、どのようなアクションを起こしましたか?
  3. どのような結果が得られましたか?できるだけ定量的に表現しましょう。

セルフケアで自分を大切にする時間を持つ

あなたはセルフケアしてますか?

最後にご紹介したいのが、セルフケアの大切さです。

わたしは、数年前のコロナ渦を転機に、セルフケアを少しずつ取り入れ始めました。

  • セルフマッサージ
  • ヨガ
  • 3食きちんと食べる
  • 規則正しい生活

当時、コロナ渦で完全在宅となり、人と会わなくなったことで落ち込みやすくなり、鏡を見るものいやになっていました。体重も増えて、完全に自信を無くしていました。

そこでまず始めたのが、セルフマッサージでした。

翌日、体の疲れを感じにくくなるだけじゃなくて、たった20分でも自分に集中することで思考がクリアになって、自然と自信がわいてきたのを覚えています。

 

セルフケアの方法はたくさんあります。

ポイントは、少しでも自分がご機嫌になる時間をとって、自分を大切にすることだと思います。

自分が大切にできると、自分の嫌なことも自然と好きになれたりします。

 

質問:

  • あなたは今、自分を大切にする時間をとれていますか?
  • 今日から取り入れられるセルフケアは何ですか?

 




いかがでしたか?

今回は、想のキャリアをデザインするための8つの魔法の方法についてご紹介しました。

全体を通じてまとめると

  1. 自分を理解する
  2. 自分を大切にする

この2つが最も大切です。ぜひ参考にしてくださいね。