こんにちは!海外から自分らしいキャリアの築き方を発信しているSakiと申します。

わたしはブログやSNSで、自分らしい、軽やかに、そしてハッピーにキャリアとウェルネスを手に入れるコツをお伝えしています。

今回の記事では「会社で働きながら旅をすることは可能?」というテーマでお伝えします。

コロナ渦の影響で在宅ワークが可能な会社が激増

人事で働いていて2022年ごろから感じていることがあります。それは、世界中で在宅ワークが当たり前になったという事実です。

フルリモート(Full remoteといって完全に在宅ワークができる会社、または ハイブリッド型(Hybrid Modeを取り入れている会社が多いようです。

①フルリモート(Fully remote)
完全在宅ワークが認めれている。オフィスがそもそも存在しない会社もあり、代わりに近くのコワーキングスペースの利用ができるケースも。
②ハイブリッド型(Hybrid Mode)
在宅ワークとオフィス出社を組み合わせた働き方。「週○日出社しなければならない」と規定で決められている会社もあります。

もちろん、職種によっては在宅ワークができないようなお仕事をしているケースもありますが、多くの人々がこの変化の恩恵を受け、ワークライフバランスを取りやすくなっているようです。

わたし自身、フィリピンに住みながら米系企業で働いており、現在は完全リモート勤務をしています。

完全にリモートでも比較的働きやすい、「人事」のお仕事をしているため、業務に特に支障はありません。

さらには、社内で在宅に必要なIT・システム関連も少しずつ整い始め、会社自体がリモートワークを歓迎する方針を掲げています。

採用に関する仕事をしていても、そういった世界の流れはひしひしと感じます。

私はアジアパシフィックの国の採用に関わっているため、色んな国の事情を見ることができます。

日本は世界と比べると、在宅ワークに関して世の中の理解やテクノロジーの導入など、他国から送れているのは事実です。

それでも、採用に携わる中で候補者から一番多い質問は「在宅ワーク制度があるか」です。

日本を含む世界では在宅ワークが当たり前となる時代になったのです。

 

働きながら企業勤めは本当に可能になった

私事になりますが、2022年の夏、私は娘2人と旦那さんと一緒に、ほぼ1か月間、旅行をしていました。

最初の半月はアメリカ。旦那さんの家族に会いにモンタナ州へ。そして残りの半月は日本へ、自分の家族に会いに行きました。

旅行の間は、子供がまだ小さいため両親に子供を預けながら自宅から働いていました。

アメリカはベビーシッターを雇うのは高すぎるので諦めましたが、国によってはベビーシッターが安く雇える国(特にアジア圏)があります。

そういったサービスも活用すると、より仕事がしやすくなると思います。

個人的な観点からですが、働きながら旅行をする際のポイントがあります。

①上司に相談し旅行の許可をもらう

当たり前だろう!と思われるかもしれませんが、完全在宅でお仕事をすると、黙っていても旅行はできてしまいます。

しかし、私はしっかりと上司に相談の上で旅行をすることをお勧めします。

例えば、旅先で何か起こって仕事ができなくなってしまった際に、同僚や上司にカバーしてもらわなければいけません。

事前に伝えておくことで、緊急事態にスムーズに対処できます。私は、アメリカへ旅行した際に飛行機の遅延があり、急遽お休みを取らなければならなくなりました。

②旅先のインターネット環境を確認する

在宅ワークは、インターネット環境がないと成り立ちません。

滞在先にWifiがあるかどうか事前に確認をしましょう。

タクシーや飛行機など移動中も仕事をしたいのなら、旅行先の国のSIMカードを手配する必要があります。

在宅ワークができる職種とできない職種

すべての職種において在宅ワークが可能というわけではありません。

職種によっては、在宅ワークが不可能なケースもあります。

これから進路を決める新卒の方は、在宅ワークの観点からもどのような働き方をしたいか、考えてみてください。

在宅ワークがしやすい職種

在宅ワークがしやすく、会社から認められやすいのは、実際に事業所にいなくてもある程度の仕事が完結できる職種、主な業務内容がパソコン内で完結する職種です。

ただし、在宅ができるかできないかは会社の規定によりますので、あくまでも傾向だと考えてください。

 営業 に従事している人たちは、お客様に会いに外に出ていく機会も多いですが、拠点をオフィスではなく自宅にすることで在宅が可能です。

 ITエンジニア系 は、システムを使いこなすスキルがすぐれているため、比較的在宅ができる会社が多い印象です。

職種 お仕事
営業
個人営業、法人営業、代理店営業、営業企画など
管理・事務
総務、人事・労務、法務、経理・会計・財務、IR、調達購買、物流、国際業務・貿易業務、秘書、一般事務、受付など
コンサルタント
経営・財務・人事・物流コンサルタントなど
経営・事業企画
経営者、経営企画・戦略、事業企画など
マーケティング
プロダクトマーケティング、商品企画、PR、マーケティングリサーチ、Webマーケティング、バイヤー・マーチャンダイザーなど
ITエンジニア
ITコンサルタント、システム開発、サーバー設計、ネットワーク設計、SE、データアナリストなど
クリエイティブ
Webディレクター、Webデザイナー、映像クリエイター、ライターなど

一方で、在宅ワークが実質できない、または難しい職種はこちらです。

 技術職 とはものづくりに関わる職種です。実際に現場にいなければいけないため、在宅ワークは実質上難しくなります。

 専門職 の場合は、自宅兼事務所という形で自宅で働くことができるケースもあります。

ただ、お客様・相談者・依頼者と事務所で打ち合わせをしなければならず、在宅ができる会社は多くありません。

 サービス・小売り はまさに現場で業務をしなければならないため、こちらも実質難しいと言えるでしょう。

職種 お仕事
技術職
研究開発、製品開発・設計、生産技術、エンジニアリング、生産管理・品質管理・品質保証、サポートエンジニア、保守・メンテナンス、土木(設計、施行管理)
専門職
弁護士、会計士、司法書士、社会保険労務士
サービス・小売
販売、カスタマーサポート、教師・講師、消防士、警察官、行政事務、介護・福祉、ウェディングプランナー、キャビンアテンダント、調理師・キッチンスタッフ・パティシエ、エステティシャン、警備官など

在宅ワークを見つける際の注意点

「在宅ワークを取り入れたい!」と思ったあなた、少し待って。いくつか注意点を紹介します。

在宅ワークが、あなたに合っているのかしっかり考えてみてください。

ウェルビーイングの習慣化できていますか?

ウェルビーイング(Well-beingとは「心身ともに健康な状態」を意味する言葉です。

在宅ワークという働き方は、あなた次第で健康に傾くこともあるし、逆に不健康に傾くこともあります。

特に最近、よく言われているのが自律神経の乱れです。

在宅ワークによってストレスを抱え、自律神経が乱れ、そこからさまざまな心と身体の不調が出てきてしまいます。在宅ワークを取り入れる際は、生活リズムを整える工夫が必要です。

自律神経についてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【不調を感じていませんか?】在宅ワークの成功のカギは「自律神経を整える」

本当になりたい自分に気づいていますか?

一つ一つ、在宅ワークができる職種・できない職種を見ていくと、あなたが本当に在宅ワークをしたいのかに行きつくかと思います。

在宅ワークができる・できないを優先することが本当にあなたのキャリアにプラスなのかを考えてみてください。

例えば、「技術職を目指しているのに、在宅ワークを優先すべきなのか?」在宅ワークを優先することで、あなたのキャリアが限定されていまう可能性もあります。

在宅ワークの必要性はありますか?

今のなたは在宅ワークがそもそも必要ですか?直接、人と会って働くメリットはものすごく大きいですよ。

在宅ワークは隣に同僚や上司がいません。複雑な難しい仕事になればなるほど、在宅ワークはあなた自身を苦しめることになるかも。

もしかしたら、将来、面倒を見るべき家族ができた場合、在宅ワークの優先順位が上がるかもしれません。その時の備えて、今は対面でのコミュニケーション力を身に付けておく必要性があるかもしれません。

どうしたら在宅ワークのお仕事を見つけられる?

在宅ワークの求人は、インターネットで検索すればたくさん出てきます。

すぐに飛びつくのではなく、あなたがどれくらいの頻度で在宅ワークを希望するのか、あなたの希望をクリアにしておきましょう。

求人サイトには、はっきりと記載がない場合も多く、入社後に「そんなはずじゃなかった!」と認識の齟齬が原因で退職につながるケースもあります。

求人に在宅ワークに関して詳細な記載がない場合は、必ず面談や面接の中で確認をしましょう。

転職エージェントを利用する場合は、必ず担当者にあなたの希望を伝えておきましょう。


 

いかがでしたか?

今回の記事では、在宅ワークをしながら海外旅行に行けるようになってきた世界の現状と、在宅ワークを取り入れるポイントをお伝えしました。

ぜひ、あなたのこれからのキャリアの参考にしてくださいね。

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